東京・神奈川の住まいを創造する

住宅密集地の旗竿地に、自分たちらしい家を建てる

緑が豊かで、落ち着いた風情を感じる神奈川県の住宅街。音楽の趣味を通じて出会い結婚4年目を迎えたSさま夫妻は、この地の閑静な住宅街に家を建てました。「以前はアパートに住んでいましたが、2人とも戸建に住みたいと考えており、住宅ローンの返済を考えるとそろそろかなと思いました」（ご主人）。Sさま夫妻が見つけた土地は、住宅密集地の旗竿地。周囲を隣家に囲まれている上、建築面積は13坪強と限られていました。「家づくりのパートナーにフォーライフさんを選んだのは、狭小地や変形地の設計に長けているため。ローコストながら、耐震等級3を実現している点も魅力的でした」（ご主人）。家づくりにあたって、Sさま夫妻がまず出した希望は1階リビング。ご主人は、「重たい荷物を2階に運ぶのは大変だし、老後のことを考えると、1階をメインの生活フロアにしたいと考えました」と説明します。もう一つの希望は「日本らしい家」にすること。奥様は、「落ち着いた和の雰囲気をまとった住まいにしたかったんです」と振り返ります。計画的なご主人と直感型の奥さま。お2人の長所を生かしつつ、家づくりは楽しく進みました。「フォーライフさんとの打ち合わせでは、普段どんな生活を送っているか、家事はどうしているか、大切にしている持ち物はなにかなどを細かく質問されたのが印象的でした。住む人の生活スタイルを大切に設計する姿勢を強く感じましたね」（ご主人）。

暮らしと趣味によりそった工夫を散りばめた住まい

そして完成したSさま邸。外観の落ち着いた緑色は「和」をイメージして奥さまがチョイス。玄関を入ると、住宅密集地の旗竿地とは思えないほど明るい光が室内に満ちています。「1階に光を届けるため、フォーライフさんがリビングに吹き抜けをつくることを提案してくださったんです」と奥さま。さらに、玄関とLDKを仕切る壁に室内窓もつけたため、玄関にも明るい光が届きます。「室内窓は、帰ってきた人と家にいる人がすぐにお互いを確認できるように、つけてもらいました。玄関を入ってすぐに料理中の夫の姿が見えたりすると、とてもホッとするんです」（奥さま）。リビングでひときわ目をひくのは、造り付けのCD・DVDラック。音楽が大好きで大量のコレクションをもつSさま夫妻のため、フォーライフからの提案でつくったといいます。「以前の住まいでは、市販の棚３つに並べて、収まらない分は衣装ケースにしまっていました。今は大好きなコレクションを全て眺められるし、『今日はこれを聴こうか？』なんて相談するのも楽しいです」（ご主人）。1階はLDKの他に洗面・浴室・トイレを設け、ご希望通りメインの生活フロアに。2階には主寝室のほか、ご夫妻の希望で和室も設けました。「友人が遊びにきた時に赤ちゃんをお世話する部屋として使ってもらったり、ゲストが泊まる部屋にしたり、ぼーっとしたい時にくつろいだり、とても使い勝手がよいです。障子や木目天井など、細部まで美しく仕上げていただきました」（奥さま）。なお、主寝室は将来2部屋に分けられるよう、扉を2つ付けて仕切り用の梁を入れているそうです。この家に暮らし始めて数カ月。「吹き抜けの大きな窓から空が見えるところや、吹き抜けを介して家全体がつながっているところが大好きです。明るくて落ち着けて、自分たちらしい家になりました」と声を揃えるSさま夫妻の笑顔が印象的でした。